コロナ生活 みんながマスクをしている不思議

 マスクがない。薬局にもコンビニにもマスクがない。それどころか手作りマスクの材料になるガーゼもない。

 それなのに、街ゆく人々は皆マスクをしている。それも手づくり布マスクではなく不織布のマスクをしている人がほとんどだ。

 私はたまたま数年前に風邪をひいたとき2箱買った残りがあったので、それを何度も洗いながらチビチビ使っているけれど、みんなどこから手に入れているのか…

 戦後の食糧難のとき、配給は遅配・欠配が続き、人々は警察の目を逃れて買い出しに出、闇市から物資を手に入れて生き延びたのだそうだ。それができない人は命を落としさえした。

 今、どこからかマスクを手に入れている人々を見ると、みんなたくましいなーと思う。その入手方法が皆目分からない私は、もしあの戦後の日々に生きていたら、無事生き永らえたろうか、とも思った。