数字に弱いので行動にフォーカスしてみる

 私は数字に弱い。こういう人間は倹約をするとき、あまり数字にフォーカスせず行動にフォーカスするほうがうまくいくのではないかと思う。例えば…

 食事は作って食べる。一人で外食したり、総菜を買ってきて食べない。

 飲み物をポットに入れて持ち歩く。

 歩ける距離は公共交通機関を使わずに歩く。

 本や雑誌は買わない。図書館を利用する。

 服は基本的に買わない。

 

 そして、それぞれの行動の目的は、金銭だけではない方がいい。例えば…

 食事は作って食べる。⇒痩せる。健康になる。

 飲み物をポットに入れて持ち歩く。⇒健康にいい飲み物が摂れる。

 歩ける距離は公共交通機関を使わずに歩く。⇒健康にいい。スタイルもよくなる。

 本や雑誌は買わない。図書館を利用する。⇒家に本や雑誌が増えない。

 服は基本的に買わない。⇒ タンスや衣装ケースのパンッパン状態が改良される。

 

とにかく自分で料理したものを食べる

 一人暮らしは食が雑になりがちだ。しかし月4万円で食費、雑費、交際費、衣服費などを賄うとすれば、作って食べるは基本だ。これができるかどうかが分かれ道といっていい。

 だとすれば料理を楽しもう。絶対外せないものなら、楽しまなくては…だ。

 

 

100円ショップで化粧品を買う

 昔100円化粧品として生まれた「ちふれ化粧品」のファンデーションをずっと使っていたのだが、使い切った。私は化粧品アレルギーがあるが、ちふれは香料を使っていないこともあり問題が起きなかった。しかし安いと言っても935円する。月4万円の生活に935円は痛い。

 今日スーパーの100円ショップの前を通ったので探してみると、あった。税込み110円也。こんなささやかな贅沢に10%の税金をかけるのかとため息が出るが買ってみた。アレルギーが出なければこれに切り替える。

 ほんの数年だがHABAのファンデーションを使っていた時期があったなー。2800円くらいだった。ああいう生活のフワフワ感がなつかしい。

 食べ物に気をつけ運動をして顔色が改善されたら、ファンデーション自体をやめるつもりだ。

 

 後日―100円ショップのファンデーションは若い人むきのようでカバー力ではちふれさんに敵いませんでした。で、ちふれのファンデーションに戻り、あまり人に会わない日に近所にでかけるときに買ってしまった100円のを使っています。

明日は相対的貧困層

 一人世帯の場合、年収122万円以下を相対的貧困層と呼ぶらしい。70歳になり仕事をやめたときの私は、ほぼこの相対的貧困層に該当することが予想される。でも大丈夫、一人世帯の高齢女性の52%が相対的貧困層なので、仲間はたくさんいる。

 まだ仕事のある今、収入は122万円よりは多い。だが、70歳以降の所得がおよそ122万円くらいにはなるように積み立てをしていることもあり、結局使える所得は同じようなものだ。

 健康保険料はこの収入に対してびっくりするくらい高いし、光熱費の倹約にも限度がある。電話やインターネットなしの生活は、やはり難しい。そうこう考えると食費や交際費、衣料費などに使えるお金は交通費を別にして月4万円くらいだ。これはなかなか厳しい。

 6月27日付「日経新聞」によると、自営業者やフリーターらが加入する国民年金の加入者は1471万人にのぼるという。40年間納めると月6万5008円の年金を受け取れる。とうてい暮らしていける額ではないが、それすら半分の人が払えないでいる。

 1986年までは加入者の8割の人が年金を納付していたという。1985年に労働者派遣法ができた。非正規雇用が増え、納付率が下がっていった。86年に非正規雇用で働くことになった22歳の若者は今56歳だ。その人たちが65歳になる10年後、日本の社会はどんな風景になっているのだろうか。